木村久美子
よく、音楽療法には、どんな方が対象ですか?や、ウチの子にあいますか?などのお問い合わせをいただきます。
それでは、どのような方が音楽療法に向くのでしょう。
わたしは答えます。
「お母さんの胎内にいた頃、お母さんの心臓の音を聞いて(感じて)心安らかに眠っていた方のすべてが、音楽療法の効果が期待できますよ。」
Contents
広い音楽療法の対象範囲
音楽の持つ幅広さから、音楽療法の対象者は乳幼児期から高齢期までの広範囲に適用されます。
健常とされる方にも受けていただきたいところですが、健常の方は効果(変化)が見えづらいかもしれません。
逆に、特に障がいを持つ方の機能の維持や改善や、社会への適応を目的とした場合には、効果(変化)が顕著にでます。
ここでは、一例として対象となりやすい方をご紹介いたします。
発達になんらかの障がいを抱えている対象
- 学習障がい
- コミュニケーション障がい
- 発達性協調運動障がい
- 広汎性発達障がい(自閉症など)
- 行為障がい
- 注意欠陥多動障がい
- 破壊的行動障がい など
心理的葛藤やストレスからくる心身症状を示す対象
- 発達段階に多く見られる心因性と考えられる障がい
- 情緒障がい
- 神経症
- 心身症自律神経失調症 など
身体的機能障がい
- 身体機能の未発達
- 後天性の機能障がい など
生活習慣や習癖にもとづく障がい
- 糖尿病
- 慢性疾患
- 薬物依存
- 摂食障がい など
人格障がい
- 人格の偏りやそれにもとづく社会生活上の困難 など
- 境界型人格障がい
- 自己愛人格障がい など
精神障がい
- 精神分裂病
- 躁うつ病 など
社会生活上の不適応
- 不登校
- 対人恐怖症 など
老化現象による日常生活上の困難
- 認知症
- 心身の障がい
- 脳障がい など
その他
- 何らかの不全感
- 無力感
- 苦痛
- 不快感
- 抑うつ感
- 焦燥感を持つ方
- トラウマ など
コロナの影響で自宅にいる機会が多くなっています。
国民の多くが在宅勤務やいつもと異なる世の中に対応していっていることと思います。
しかし、障がいをお持ちのお子様や、在宅機会の多い障がいをお持ちの方は、いかがでしょうか。
いつにない社会の変化を敏感に察知し、不安になっている方も多くなっています。
障がいのある方は、私たち以上に変化の適応に慣れていません。
体調、気持ち、行動、コミュニケーション、ライフサイクルの様々なところに変化がでているはずです。
在宅でのお過ごし方や、寄り添い方、自宅でできることなど様々な相談がありましたら是非ともご相談ください。
力を合わせてこの危機を乗り越えましょう!!
WoodVillage 代表 木村久美子